アフターピルの連続服用は可能?
1生理周期中に複数回アフターピルを服用することは可能です。日本産科婦人科学会による指針では、LHサージ(排卵の直前に、排卵を引き起こすために黄体ホルモンが放出される現象)が起こる前に限り、連続服用が可能だとされています。
ただし、アフターピルを連続して服用することで生理周期が乱れることがあるため注意が必要です。さらに、LHサージが起こっているかを自分で判断するのは難しいため、連続して服用したい場合は医師に相談するとよいでしょう。
また、1回目のアフターピル服用から12時間以内に再度避妊に失敗した場合は、アフターピルの効果がまだ続いているため、再度服用する必要はないとされています。
アフターピルの効果の持続期間とは? その後の避妊は必要?
アフターピル服用後、排卵が抑制されるのは5~7日程度といわれていますが、アフターピルの連続服用が必要ない期間は1回目のアフターピル服用から12時間以内であるため、それ以降はコンドームなどによる避妊が必要となります。
アフターピルによる避妊の成功を確かめたい場合は、基本的にアフターピル服用後の生理を待つ必要があります。生理の時期はアフターピルを服用した時期によっても異なりますが、だいたい次の生理予定日から1週間以内にくることが一般的です。アフターピルの副作用によって生理周期が乱れたり、数日程度ずれたりすることもありますが、予定よりも1週間以上遅れるような場合には、妊娠の可能性も考え受診や検査薬の使用を検討するとよいでしょう。
アフターピル服用後には、消退出血(血液中のホルモンが減少することで、子宮内膜がはがれて起こる出血)や不正出血が起こることがあるので、これらを生理と勘違いしないように注意が必要です。1つの目安として、血液がドロドロしていれば生理、サラサラしていれば不正出血などの可能性が高いとされています。
アフターピル服用後の避妊
アフターピル服用後12時間以上経った場合は、通常どおりに避妊を行うことが基本です。
また、今後の避妊の方法として、低用量ピルを服用するという選択肢もあります。低用量ピルとは、エストロゲンやプロゲステロンなどの女性ホルモンが配合された薬で、継続して服用することで排卵が止まり、アフターピルよりも高い避妊効果が期待できるものです。
アフターピル服用後に低用量ピルを飲み始めたい場合は、アフターピル処方時に医師に相談して処方してもらうとよいでしょう。基本的にアフターピル服用の翌日から飲み始めることが可能ですが、低用量ピルを開始することで次回の生理の時期がずれるため、アフターピルによる避妊が成功したかの判断はしにくくなります。
そのため、すぐに低用量ピルを飲み始める場合は避妊成功の判断を妊娠検査薬によって行うか、低用量ピルの開始時期を次回の生理開始まで待つ(生理開始から5日以内に服用を始める)とよいでしょう。
アフターピルの連続服用は医師との相談のうえで!
アフターピルの連続服用は状況によっては可能ですが、ホルモンバランスや生理周期が乱れる可能性があるため、服用には注意が必要です。短期間のうちに再度服用が必要になった場合は医師の判断を仰ぐとよいでしょう。
また、アフターピルを飲む前提で無防備な性行為をすることは推奨できません。薬による避妊方法としては低用量ピルの服用があるため、こちらも医師に相談のうえ検討することをおすすめします。
アフターピルをお探しですか?
アフターピルの避妊効果は服用時間が早いほど高くなります。ルサンククリニックのPills U(ピルユー)は、土日も24時間購入可能なアフタピールのオンライン処方サービスです。