アフターピルの副作用とは?
アフターピルの副作用として悪心(吐き気)、下腹部痛などの胃腸障害、頭痛、傾眠(軽い刺激で意識が取り戻せる、軽度の意識障害)などの神経系障害、不正子宮出血などの生殖系障害、乳房の張りなどが起こることがあります。
ただし、日本で唯一承認されているアフターピルであるノルレボの場合、国内で行われた使用成績調査では副作用が現れた例は8%程度であるため、過度に心配する必要はないでしょう。
上記の副作用と比べればまれですが、嘔吐が引き起こされることもあります。もしもアフターピル服用から2時間以内に嘔吐があった場合、薬の効果が現れない可能性があるため、すぐにもう1錠服用する必要があります。
医療機関によっては、吐き気止めを一緒に処方してくれる場合もあります。心配な方は医師によく相談するとよいでしょう。
アフターピルの副作用への対処法――吐き気や嘔吐が治まらない場合
アフターピルの副作用で吐き気が治まらないときの対応として、吐き気止めが処方された場合は医師の指示に従って服用しましょう。また、アフターピルの服用から2時間以内に嘔吐してしまった場合はもう1錠追加で服用する必要があるため、すぐに医療機関に相談しましょう。
嘔吐が続いてしまう場合は銅付加IUD(子宮内避妊具)の使用が検討されることもあります。この方法は避妊の失敗から120時間以内に装着する必要があり、避妊失敗率は1%未満といわれています。
吐き気や嘔吐のほか、下腹部痛や頭痛、傾眠などの副作用が強い、長引くといった場合も医師に相談するとよいでしょう。
アフターピルの副作用以外の注意点
持病や既往歴によっては、アフターピルの服用にリスクがあり、処方自体をしてもらえない場合があります。アフターピルの服用ができない場合は以下のとおりです。
- アフターピルに対する過敏症がある人
- 重篤な肝障害がある人(アフターピルを服用することで肝臓に負担がかかり、肝臓の症状悪化の懸念があるため)
また、以下に当てはまる場合も症状悪化の懸念があるため、処方は慎重に検討されます。
- 肝障害がある人
- 腎疾患や心疾患がある、または既往歴がある人
さらに、抗凝固剤などを服用中の場合や肝酵素誘導作用のある薬を服用中、あるいは服用中止後28日以内の場合も注意が必要です。
アフターピルを飲むことによってその薬の効果が変わったり、アフターピルの効果が減少したりすることがあります。そのため、併用薬がある場合は、問診の際に必ず医師に伝えましょう。
アフターピルの副作用は心配しすぎず早めの服用を!
アフターピルには、悪心(吐き気)、下腹部痛、頭痛、傾眠、不正子宮出血、乳房の張り、嘔吐などの副作用が現れることがありますが、頻度としてはそこまで高くなく過度に心配する必要はありません。
アフターピルは避妊失敗から一定時間以内でできるだけ早く服用する必要があるため、副作用の心配があるからといって躊躇せず、できるだけ早めに医療機関を受診するとよいでしょう。
また、日ごろから低用量ピルを服用すれば、アフターピルよりも高い避妊効果を得ることができます。副作用があっても数か月も服用すればほぼなくなるとされているため、今後の低用量ピルの服用も検討してみてはいかがでしょうか。
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