主なアフターピルの種類とは?
アフターピルにはいくつかの種類がありますが、現在主流となっているのはノルレボという薬です。以下では、ノルレボとそのほかのアフターピルの特徴について紹介します。
ノルレボ
ノルレボは国内で唯一承認されているアフターピルであり、緊急避妊の第一選択として推奨されています(2021年3月現在)。
無防備な性交などが行われたときから72時間以内に服用することで、避妊効果が期待できます。WHOの試験によると、無防備な性交から服用までの時間が24時間以内で95%、24時間超~48時間以内で85%、48時間超~72時間以内で58%の確率で妊娠が阻止できるとされています。75時間を過ぎた場合の服用でも、効果がまったくなくなるわけではありませんが、できるだけ早めに服用することでより高い効果が望めます。
また、ノルレボには、同じ成分が配合されたジェネリック医薬品のレボノルゲストレルがあります。
エラ
日本で承認されているアフターピルはノルレボだけですが、海外ではエラ*という薬も承認され、一般的に流通しています。日本でもクリニックによっては取り扱いがあり、十分な避妊を行わなかった性交から120時間以内に服用することで効果が期待できます。
さらに、ノルレボでは効果が出ないことがあるBMI30以上の肥満体型の方でも効果が期待できるというメリットがあります。
*入手経路:輸入代理店(株式会社ドクターズファーマシー)を経由し、Delpharm Lille S.A.S(ライセンス提供:Adbi Ibrahim Ilac San ve Tic)から入手しています。
中用量ピル(ヤツペ法)
ノルレボが承認される以前は、中用量ピルを用いたヤツペ法で緊急避妊を行っていました。これは中容量ピルを、無防備な性交を行ってから72時間以内に2錠、それから12時間後に2錠服用する方法です。
ヤツペ法はノルレボに比べて避妊率が低く、副作用が現れる可能性も高いため、現在は推奨されていません。ただし、ほかの薬が使えない場合などにヤツペ法が選択されることがあります。
上記で紹介したアフターピルは、種類にかかわらず嘔吐などの副作用が現れることがあります。服用から2時間以内に嘔吐してしまった場合は効果がなくなることがあるため、再度服用が必要になる場合があります。
銅付加子宮内避妊具(IUD)の選択肢もあり
緊急避妊法には、薬ではなく銅付加子宮内避妊具(IUD)を装着する方法もあります。避妊を行わなかった性交から120時間以内に装着することで効果が期待でき、主にアフターピルの副作用による嘔吐が続く場合に使用が検討されることがあります。
アフターピルを処方してもらう方法とは?
アフターピルは市販されていないため、婦人科などがある医療機関を受診することで入手が可能です。処方時には、前回の生理や性交時の状況などを問診で確認し、アフターピルに対する過敏症やアフターピルが服用できない持病、すでに妊娠している可能性などがなければ処方してもらうことができます。
また、アフターピルはオンライン診療で処方してもらうことも可能であるため、ネット上でやり取りを完結させたい、直接受診する時間がない、ハードルが高いといった場合はオンライン診療を検討するとよいでしょう。
アフターピルにはいくつかの種類がある
アフターピルにはいくつか種類があり、現在は国内で唯一承認されているアフターピルとして、ノルレボかノルレボのジェネリック医薬品であるレボノルゲストレルが処方されることが一般的です(2021年3月現在)。また、国内では未承認であるものの、海外では一般的に流通し、120時間以内の服用で効果が期待できるエラというアフターピルもあります。
そのほか、中用量ピルによるヤツペ法や、子宮内に直接器具を装着する銅付加子宮内避妊具(IUD)などもあるため、医師と相談して状況に応じた選択をしましょう。
アフターピルをお探しですか?
アフターピルの避妊効果は服用時間が早いほど高くなります。ルサンククリニックのPills U(ピルユー)は、土日も24時間購入可能なアフタピールのオンライン処方サービスです。