低用量ピルはどんなはたらきをする薬なのか?
低用量ピルは、生理やストレスなど、さまざまな要因で乱れがちな女性のホルモンバランスをコントロールするはたらきがあります。
女性の体内で分泌されている“エストロゲン(卵胞ホルモン)”と“プロゲステロン(黄体ホルモン)”がピルの主な成分です。もともと体内で分泌されている女性ホルモンをピルの服用により抑制することで、ホルモンバランスを整えることができます。
さらに、低用量ピルには排卵を抑えるはたらきがあるため、避妊効果を得ることが可能になります。これはホルモンを低用量ピルによって摂取することで、排卵後と同じような状況を作り出し、排卵を抑制するのです。
排卵が抑制されると、妊娠するために必要な卵子が卵巣から出てこないようになるため、避妊効果が得られるということになります。
低用量ピルの効果について
低用量ピルは、コンドームよりも高い避妊効果があることはもちろんのこと、生理痛の緩和、生理不順の改善やにきびなどの肌荒れ改善など、さまざまな効果が期待できる薬です。
低用量ピルの服用による避妊効果は99%以上
低用量ピルのもっともよく知られている効果は避妊効果ですが、毎日1錠を正しく服用した場合、99%以上の避妊効果を得ることができます。
コンドームによる避妊方法では性感染症が防げるメリットもありますが、避妊確率は75%ほどと、低用量ピルの服用による避妊効果よりも低いことが分かります。
そのため、ほぼ確実な避妊効果を得たい場合は低用量ピルを服用することが推奨されています。
生理痛の緩和や月経不順、PMS(月経前症候群)などの改善
低用量ピルには排卵を抑えるはたらきがあるため、避妊効果はもちろんのこと、生理痛を和らげたり不規則な生理周期を整えたり、またPMS(月経前症候群)などの症状の改善にも役立ちます。
低用量ピルの副作用について
低用量ピルは体調の変化や体の異変などをきちんと医師に報告したり、相談したりすることで安全に服用できる薬ですが、服用による副作用について理解しておくことが大切です。
吐き気や頭痛などのマイナートラブルが起こる場合がある
低用量ピルの服用を開始すると、体がピルに慣れるまでは吐き気や頭痛、むくみなどのマイナートラブルと呼ばれる軽い副作用が起こる場合があります。
これは低用量ピルに含まれるホルモンによるもので、ほとんどの場合は3か月ほど服用を続けると症状は治まります。
また、不正出血が続く場合もありますが、これもマイナートラブルとして考えられる症状なので、そのまま服用を続けて問題ありません。
しかし、激しい腹痛がある場合や出血量が多い場合などは、1度医師に相談してみるようにしましょう。
血栓症のリスクが少なからずある
低用量ピルを飲み始めるときに、もっとも懸念される方が多い点として血栓症のリスクがあります。
血栓症とは、血管の中で血液がつまってしまう病気のことで、最悪の場合、心筋梗塞や脳梗塞などを引き起こしてしまうこともあります。
低用量ピルは血液を固まりやすく作用があるため、血栓症のリスクがあることを必ず知っておく必要があります。
低用量ピル服用による血栓症のリスクは、年間1万人に3〜9人と報告されています。しかし、妊娠時では年間1万人に5〜20人、出産後では年間1万人40〜65人との報告があるため、低用量ピル服用による血栓症のリスクは妊娠中・出産後に比べても非常にまれであるといえます。
低用量ピル服用による血栓症を予防するためには、日頃から医師の診察を定期的に受けたり、水分を十分補給する、デスクワークなどで長時間同じ体勢のままでいない、喫煙やアルコールを控える、ストレスをためないようにしたりすることが大切です。
また、以下のような症状が現れた場合は低用量ピルの服用を中止して、医師の診察を受けるようにしましょう。
ふくらはぎの強い痛み
ひどいむくみ
手足にしびれがある
突然息切れがする
激しい頭痛やめまい、失神
突き刺すような胸の痛み
など
不安な場合は医師に相談を
低用量ピルによる副作用の現れ方や程度は人によってさまざまです。
そのため、気になる症状があったり不安になったりしたときには、迷わず医師に相談・診察を受けるようにしましょう。
低用量ピルの飲み方について
低用量ピルは風邪薬などと異なり、長期的な服用により、避妊効果などを発揮できる薬です。そのため、正しい服用方法を守ることが大切です。
21錠タイプの低用量ピルの飲み方
1シートに21錠の薬が含まれているタイプの低用量ピルは、全ての薬を毎日1錠ずつ飲んだ後、7日間の休薬期間を設けます。
この休薬期間には、消退出血と呼ばれる軽い生理のようなものが起こり、消退出血の有無で避妊できているかどうかを確認することが可能です。
28錠タイプの低用量ピルの飲み方
28錠タイプの低用量ピルの場合、21日分はホルモンが含まれた実薬、残りの7日分はホルモンが含まれない偽薬(プラセボ錠)となっています。
この7日間の偽薬は、低用量ピルを毎日忘れずに服用するように週間づけるためのものです。そのため、偽薬を飲み忘れた場合でも効果に影響はありません。
ルサンククリニックでは28錠タイプの低用量ピルのみを処方しているため、上記の飲み方を参考にしてください。
もし低用量ピルの服用を忘れたときは正しい対処を
低用量ピルは、毎日欠かさず1錠を決まった時間に飲むことが避妊効果を得るために重要な服用方法です。
そのため、もしも低用量ピルを飲み忘れてしまった場合には適切な対処が必要です。
飲み忘れた場合の対処法は下記の記事を参考にしたり、医師に相談したりするようにしましょう。
ピルの種類と料金、処方の流れについて
では、ルサンククリニックの場合におけるピルの種類や料金、処方の流れはどうなるかを説明します。
ルサンククリニックのオンライン診療で購入できる主な低用量ピルの種類と値段
※別途、診察料1,500円(税込1,650円)と送料500円(税込550円)がかかります。
ルサンククリニックで取り扱いのある主な低用量ピルの種類は、国内正規品のトリキュラー28錠とマーベロン28錠です。
1シートのみの料金は2,700円(税込2,970円)ですが、別途、診察料が1,500円(税込1,650円)とオンライン診療の場合は送料500円(税込550円)がかかります。
ルサンククリニックでは、3か月もしくは6か月分をまとめて購入することで5%割引が適用されるため、長期の服用やまとめての購入を検討している方は、ぜひ利用してみてください。
また、トリキュラー28錠、マーベロン28錠のほかにも世代別ごとに低用量ピルを用意しています。
ルサンククリニックのオンライン診療で購入できるその他の低用量ピルの値段
※別途、診察料1,500円(税込1,650円)と送料500円(税込550円)がかかります。
ルサンククリニックでは、トリキュラー28錠、マーベロン28錠のほかにも上記の各世代ごとの低用量ピルを用意しています。
低用量ピルにはさまざまな種類があり、種類によっても副作用の現れ方などに個人差があります。そのため、自分にもっとも適したピルを選ぶには、医師の診察を受けて現在の悩みや症状を相談したうえで処方してもらうようにしましょう。
ほかのクリニックとのピルの種類・値段の比較
1個当たりの価格比較表(トリキュラー28錠の場合)
※Pills Uはバイエル国内正規品のトリキュラー28錠を処方しています。
低用量ピルは最低でも1〜3か月ほど服用を続けていくことで、避妊効果はもちろんのこと、さまざまな効果が期待できる薬です。そのため、自分にとって続けやすい価格のピルを選択することが大切です。
低用量ピルの価格は、種類やクリニック・病院などによっても異なります。低用量ピルの相場を知りたい方は上記の価格表も参考にしてみてください。
低用量ピル処方の流れ
ルサンククリニックでは、低用量ピルの診療をオンライン診療にて行っています。オンライン診療のステップは以下のようになります。
スマホ1つで医師の診療を受けることができ、病院へ行く手間も省け、医師以外のほかの人と顔を合わせる必要もありません。
低用量ピルも自宅やご指定の場所に配送できるため、処方箋を待つ時間も削減できます。
低用量ピルの服用を始めるときは、まずは医師の診察を
低用量ピルの服用を始めたいと思ったら、まずは医師の診察を受けることが必要です。
ルサンククリニックでは、病院やクリニックまで行くのが面倒、デリケートな内容なので病院で医師以外のほかの人と接するのが嫌、などのお悩みがある方におすすめなオンライン診療も行っています。
オンライン診療では、医師以外の人と顔を合わせることがないほか、病院やクリニックでの待ち時間などを大幅に削減することが可能です。低用量ピルの服用を始めてみたい方は、まずはオンライン診療で気軽に低用量ピルについて相談してみてもよいでしょう。
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ルサンククリニックではお仕事やご家庭の都合でご来院が難しい方のために、低用量ピルのオンライン処方サービスPills U(ピルユー)を提供しています。
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