食べ物で生理痛を和らげることはできるの?
食べ物によっては、生理痛を和らげる効果が期待できることがあります。その理由は、生理痛の原因にあります。
生理痛の主な原因は(1)経血の通り道である子宮頸管(けいかん)が狭いこと(2)子宮を収縮させるはたらきを持つプロスタグランジンというホルモンが過剰に分泌されること(3)体が冷えや血液の流れが悪くなること(4)ストレスの蓄積などが挙げられます。このような原因によって生理痛が生じますが、その程度や感じ方は人によってさまざまです。
なかでも体の冷えや血液の流れが原因の場合、できるだけ体を冷やさないようにすることが大切です。これは空調など環境を整えたり、服などで冷えないように調整することも重要ですが、体が温まる食べ物や飲み物を取り入れることもすすめられます。
さらに、生理中は女性ホルモンの影響から食欲が旺盛になったり、むくみやすくなったりして結果的に体重が増えてしまうこともあります。そのため、ホルモンバランスを整えてくれる食べ物を取り入れることもよいとされています。
生理痛を和らげる食べ物
生理痛を和らげる食べ物とは、どのようなものがあるのでしょうか。以下では、ホルモンバランスを整え、体を温めることにより血行をよくする主な食べ物をご紹介します。
(1)納豆・豆腐・豆乳・味噌・おからなどの大豆製品
大豆には女性ホルモン“エストロゲン”とよく似たはたらきをする“イソフラボン”が豊富に含まれているため、ホルモンバランスを整える効果が期待できます。
(2)生姜など体を温める食べ物
すりおろしたり、刻んだり、さまざまな料理で楽しめる生姜は、体を温め血行をよくする効果が期待できます。すりおろした生姜を紅茶に入れれば、ジンジャーティーとして楽しむことも可能です。
(3)肉や魚などたんぱく質を含む食べ物
肉や魚に豊富に含まれるたんぱく質は、体の調子を整える効果が期待できます。また、鉄分を多く含む肉を食べることで貧血を予防できるほか、必須脂肪酸“DHA”や“EPA”が含まれた青魚も生活習慣病の予防などに適しています。
生理中は控えたい食べ物
一方で、食べ物のなかには生理痛を悪化させてしまう恐れのあるものもあります。以下では、生理中はできるだけ控えたい食べ物についてご紹介します。
(1)冷たい食べ物・飲み物
アイスなどの冷たい食べ物やジュースなどの冷たい飲み物は体を冷やすため、生理中はなるべく控えましょう。水分を補給する際は、常温の飲み物を飲むことがおすすめです。
(2)コーヒー・紅茶などカフェインの入ったもの
カフェインは血管を収縮させるため、取りすぎると生理痛の悪化につながります。どうしても飲みたい場合は、少量にとどめるようにしましょう。
(3)大量なお酒
お酒も適量であれば、生理中に飲んでも問題はありません。ただし、生理中はいつもより酔いやすく気分が悪くなる方もいるため、加減して飲むことを意識しましょう。なお、鎮痛剤を服用している際は飲酒によって胃にダメージを負うこともあるため、お酒を飲まないことが望ましいといえます。
生理痛の食べ物以外の対策

生理痛がひどいとき、食べ物以外ではどのようなセルフケアができるのでしょうか。以下では、主なセルフケア方法についてご紹介します。
入浴・ストレッチなどで血行をよくする
生理中は体を温め、なるべくストレスをためないように生活することが大切です。湯船に浸かったり、軽いストレッチをしたりして体を温め、リラックスすることを心がけましょう。
鎮痛薬を服用する
痛みを我慢しなければならない場合は鎮痛薬を服用することも効果的です。痛みだしたら早めに服用し、痛みによるストレスを取り除きましょう。
セルフケアで改善しないときは病院の受診を検討する
生理痛は食べ物に気を配るなどセルフケアをすることによって、症状が改善する可能性もあります。まずは、痛みを強める食べ物を控えて、生理痛を和らげることが期待できる食べ物を積極的に取ることを心がけてみましょう。
それでもよくならない場合や生活に支障が出る場合には、病院を受診することも大切です。婦人科・産婦人科を受診し、治療を受けることも検討しましょう。
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