低用量ピルの服用中止後の生理は3か月以内に再開するのが一般的!
低用量ピルを中止すると、ピル服用中の休薬期間(28錠タイプのピルの場合は偽薬の服用期間)と同様、女性ホルモンの供給が途切れるため、子宮内膜が剥がれ落ちて生理のような出血(消退出血)が起こります。
一方で、低用量ピルを完全に中止してから体が正常なサイクルを取り戻し、本来の生理がくるまでにはしばらく時間がかかることがあります。そのため、低用量ピル中止直後の消退出血を1回目の生理とカウントすると、2回目の生理が遅れていると感じる原因となります。
ただし、低用量ピルの服用を中止してから、およそ90%の人が3か月以内には排卵および生理が再開するというデータもあります。もし、低用量ピルの服用をやめてからしばらく経っても2回目の生理がこない場合には、妊娠の可能性も視野に入れ、医療機関を受診することをおすすめします。
低用量ピル中止後、2回目の生理がこない原因と対処法
ピルの服用をやめたばかりで本来の生理のサイクルが戻っていない場合は、しばらくすれば生理がきます。しかし、生理がこない原因が別にある場合もあります。
ここからは、低用量ピルの服用を中止してから2回目の生理がこない場合の原因と対処法について説明していきます。
低用量ピルを服用する前の生理不順の状態に戻った
低用量ピルは避妊だけでなく、生理不順の改善にも効果が期待できます。そのため、もともと生理不順だった人は、低用量ピルの服用によって生理周期が整っていた可能性があります。低用量ピルの服用を中止したことで、また生理不順の状態に戻っているのかもしれません。
すでに説明したとおり、低用量ピルの服用を中止した直後は、服用中の休薬期間と同じように消退出血が起こります。これは低用量ピルによる女性ホルモンの供給が途切れたことで起こっているものです。そのため、体がピルを飲む前の状態に戻ってしまい、消退出血を1回目の生理とすると、2回目の生理のタイミングが乱れてしまうケースがあるのです。
ピルの服用前に生理不順の症状があり、服用を中止した後に生理が3か月以上こないようであれば、生理不順の改善のために婦人科などの受診を検討しましょう。
妊娠している
前述のとおり、低用量ピルの服用を中止してから、約90%の人が3か月以内を目安に生理と排卵が再開するというデータがあるため、2回目の生理がこない場合には、妊娠している可能性も考えられます。
低用量ピルの服用を中止した後3か月を目処に生理が確認できなかった場合には、妊娠の可能性も考慮して医療機関の受診や妊娠検査薬の使用を検討するとよいでしょう。
病気の可能性
妊娠しているわけではないものの、何かしらの理由で生理がこない状態を無月経といいます。原因としては、早期閉経や甲状腺の病気などが考えられます。
早期閉経とは、40歳を手前に生理が永久に停止すること指します。また、甲状腺機能低下症という病気の場合、卵胞(卵子の入った袋)の成長に必要なホルモンの分泌が少なくなったり、生理がこなくなったりするケースもあります。
生理がこない理由は、生理不順や妊娠だけでなくこのような病気である可能性もあるため、2回目の生理がこないようであれば早めに医療機関を受診しましょう。
2回目の生理がこないときには受診の検討を!
低用量ピルの使用を中止してから2回目の生理がこない場合、生理不順や妊娠、病気が原因である可能性も考えられます。
原因を確かめ、適切な処置を行うためにも、2回目の生理が2~3か月ほど遅れている場合は医療機関を受診しましょう。
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