低用量ピルで生理前~生理中のイライラを改善できる?
低用量ピルを飲むと、生理前~生理中にありがちなイライラを解消できることがあります。生理前~生理中のイライラは、月経困難症や月経前症候群(PMS)が原因といわれており、低用量ピルは月経困難症の治療に使われたり、PMSの症状緩和が期待できたりするため、生理前~生理中のイライラを改善する効果も期待ができます。
低用量ピルで月経困難症によるイライラを改善できる!
月経困難症とは、生理の際に起こるさまざまな病的症状のことです。代表的な症状には、下腹部の痛み、腰痛、お腹の張り、吐き気、頭痛、疲労感、下痢、イライラなどがあります。低用量ピルで月経困難症が改善される理由は、低用量ピルにより子宮内膜を通常より薄く保てたり、ホルモンの産生を抑えられたりするからです。
低用量ピルには、エストロゲンとプロゲスチンというホルモンが配合されています。低用量ピルを飲んでいない状態では、体内のエストロゲンの分泌がピークになると排卵が起こり、その後プロゲステロンが分泌されて子宮内膜が厚くなります。
しかし、低用量ピルを飲むとエストロゲンを体外から取り入れることになるので、体内ではエストロゲンが分泌されず、排卵も起こりません。するとプロゲステロンも分泌されず、子宮内膜も通常より薄くなります。子宮内膜が薄いと経血量も少なくなり、同時に月経困難症の症状も緩和されるのです。
低用量ピルには、生理の際に子宮を収縮させるプロスタグランジンという物質の産生を抑えるはたらきもあります。プロスタグランジンが血流とともに全身に流れて作用すると、イライラをはじめとするさまざまな症状が出るため、プロスタグランジンを抑えることも月経困難症によるイライラの改善につながります。
低用量ピルで月経前症候群によるイライラも改善できる!
月経前症候群(PMS)は、生理前に3~10日程度続く精神的・身体的症状のことで、生理が始まるとともに改善されるという特徴があります。代表的な症状は肌荒れ、むくみ、胸の張り、肩こり、頭痛、眠気などに加え、月経困難症と同じく気分がイライラする症状があります。
PMSは、プロゲステロンが原因だといわれています。プロゲステロンは排卵後~生理前になると妊娠しやすい環境をつくるため、体温を上げる、水分をためる、腸の動きを抑えるなど、体を妊娠初期のような状態にします。その結果、肌荒れ、むくみ、胸の張り、肩こり、頭痛、眠気、イライラなどさまざまな症状が起こるとされています。しかし、低用量ピルを飲むと排卵がなくなり、プロゲステロンも分泌されなくなるため、イライラをはじめとするPMSの症状が改善されるのです。
海外ではPMS改善のために低用量ピルを飲むのは一般的で、日本でも服用する人が増えてきています。
低用量ピルの副作用でイライラすることも?
低用量ピルで月経困難症やPMSによるイライラが改善される一方で、低用量ピルの副作用でイライラの症状が出てしまうこともあります。ただし、この場合は3シートほど飲み続ければ軽減されることが一般的なのでしばらく様子を見て、それ以上続く場合には医師に相談するとよいでしょう。
生理前~生理中のイライラに悩んでいる方は低用量ピルの検討を!
低用量ピルで月経困難症やPMSによるイライラが改善できる場合があります。そのため、生理前~生理中のイライラに悩んでいる方は、低用量ピルの服用を検討してみるとよいでしょう。低用量ピルは婦人科のある医療機関を受診するか、オンライン診療などで処方してもらうことが可能です。
ただし、服用を始めたばかりの頃には、低用量ピルの副作用でイライラする場合もあることを覚えておきましょう。
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ルサンククリニックでは、お仕事やご家庭の都合で来院が難しい方のために、自宅に居ながら24時間いつでも診療が可能なオンライン処方サービスPills U(ピルユー)を提供しています。低用量ピルの服用を始めたい方は、ぜひお気軽にご相談ください。
なお、当クリニックのオンライン診療では、月経困難症や子宮内膜症といった婦人科系疾患の治療を目的とした場合でもピル処方は自由診療(保険適用外)となります。あらかじめご了承ください。
下腹部痛や腰痛、頭痛、排便痛、性交痛、月経異常など、上記の病気が疑われる症状がある際には、先に他医療機関の婦人科などで診察・検査を受けていただくようお願いいたします。
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