低用量ピルでホルモンバランスが整うことによる効果(1)生理周期が整う
低用量ピルを飲むと、決まって休薬期間(28錠タイプの低用量ピルの場合は偽薬の期間)に生理が起き、生理周期を整えることができます。
この出血は正確には生理(月経)ではなく、消退出血と呼ばれるものです。低用量ピルには、女性ホルモンのエストロゲンとプロゲステロンが配合されているため、飲んでいる間は体にホルモンが補充され続けています。それが、休薬(偽薬)期間になると体の中のホルモンが減るため、子宮内膜が剥がれ落ち、出血が起きる仕組みです。
低用量ピルでホルモンバランスが整うことによる効果(2)生理痛などが改善される
低用量ピルを飲んでホルモンバランスが整うと、生理中に起こる下腹部の痛み、吐き気、頭痛、イライラなどのさまざまな症状が改善できるといわれています。
その理由の1つは、低用量ピルを飲むことで子宮内膜が通常よりも薄く保たれるためです。子宮内膜が薄いと、生理(消退出血)の出血量が減り、生理痛などの症状も軽くなるとされています。
2つ目の理由は、低用量ピルがプロスタグランジンという物質を抑えるためです。プロスタグランジンは、生理のときに子宮を収縮させて生理痛の原因となったり、全身に作用して頭痛や吐き気などのさまざまな症状を引き起こしたりする物質です。このプロスタグランジンが低用量ピルで抑えられるため、月経痛などの症状も改善されるのです。
低用量ピルでホルモンバランスが整うことによる効果(3)PMSの症状が改善できる
PMS(月経前症候群)とは、生理前に3~10日ほど続くイライラや肌荒れ、眠気、頭痛などの症状のことです。
PMSの原因は、排卵から生理の間に女性ホルモンのエストロゲンとプロゲステロンの分泌が一気に低下することだといわれています。低用量ピルを飲むと、こういったホルモンの変化が起こらないため、PMSの改善にも期待できるのです。
低用量ピルでホルモンバランスが整うことによる効果(4)肌荒れ改善
卵巣から男性ホルモンのテストステロンが分泌されることで、生理前後に肌荒れが起きることがあります。しかし、低用量ピルを飲むと排卵が起こらなくなり、同時にテストステロンも分泌されなくなるため、肌荒れ改善に期待ができます。
特に肌荒れ改善に高い効果が期待できるのは、マーベロンという種類だといわれています。生理前後の肌荒れが気になる方は、マーベロンを希望してみるとよいでしょう。
ただし、低用量ピルが肌荒れの治療薬として正式に認められているわけではないので、あくまで副効果として期待できるという程度に考えておきましょう。
低用量ピルでホルモンバランスが整うとさまざまな効果が期待できる
低用量ピルを飲むと、避妊効果だけでなく、生理周期が整う、生理痛などの生理中の症状やPMSの症状が改善されるなど、さまざまな嬉しい効果が期待できます。
ただし、肌荒れの改善はあくまで副効果として期待できるものというだけなので、肌荒れ改善の治療をメインに行いたい場合は、医師に相談して、低用量ピルの服用以外にも適切な治療を受けるようにしましょう。
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なお、当クリニックのオンライン診療では、月経困難症や子宮内膜症といった婦人科系疾患の治療を目的とした場合でもピル処方は自由診療(保険適用外)となります。あらかじめご了承ください。
下腹部痛や腰痛、頭痛、排便痛、性交痛、月経異常など、上記の病気が疑われる症状がある際には、先に他医療機関の婦人科などで診察・検査を受けていただくようお願いいたします
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