高血圧の人は低用量ピルが飲めないって本当?
低用量ピルの処方時に行われる問診では、低用量ピルを処方できない病気がないか、副作用のリスクが高くないかなどの確認が行われます。なかでも、高血圧は低用量ピルによる血栓症など、さまざまなリスクを高める原因となるとされており、重度の高血圧の場合は低用量ピルの処方ができない場合があります。
収縮期血圧(最高血圧)が160mmHg以上、または拡張期血圧(最低血圧)が100mmHg以上の場合、低用量ピルを飲むことができません。
最高血圧が140~159mmHg、最低血圧が90~99mmHgの範囲におさまる場合や、すでに血圧を下げる薬などでコントロールされた高血圧の場合、妊娠高血圧症の経験があるけれど現在は正常な血圧の場合は、慎重に検討したうえで処方できるかが決まります。
一方で、40歳を超えると心筋梗塞などの心血管系の障害や病気のリスクがさらに上がるので、現在高血圧の場合と妊娠高血圧症の経験がある場合は低用量ピルの服用ができません。
高血圧の人が低用量ピルを服用するリスクとは?
低用量ピルを飲むと血栓症、血栓性脳梗塞、心筋梗塞、脳卒中などの血管系の障害や病気のリスクが高まります。高血圧の人の場合はこれらの病気のリスクがさらに高まるため、注意が必要となります。
ただし、適切な対処を行って血圧をコントロールできれば、心筋梗塞や脳卒中のリスクは下がるといわれています。そのため、血圧管理を前提に高血圧の人も低用量ピルを飲むことができる場合があります。
血圧が高いときの対処法
低用量ピルを飲みたいのに血圧が高い場合、または低用量ピルを飲んでいたら血圧が高くなってしまった場合は、それぞれどのように対処すればよいのでしょうか? 詳しく解説します。
低用量ピルを飲みたいのに血圧が高い場合
40歳未満で、最高血圧が160mmHg以上、または最低血圧が100mmHg以上の場合、基本的に低用量ピルを飲むことはできません。そのため、低用量ピルを飲みたい場合は先に高血圧の治療を行う必要があります。まずは受診した医療機関の医師に相談してみましょう。
ただし、血圧を下げる薬の中には、低用量ピルと一緒に飲むことで併用した薬の効果が弱くなってしまうものがあるため、低用量ピルと一緒に服用しても問題ないか必ず医師に確認してください。
低用量ピルを飲んでいたら血圧が高くなってしまった場合は?
まれではありますが、低用量ピルの副作用で血圧が高くなることがあります。副作用は、3シートほど飲み続けると改善されることが一般的とされてはいますが、高血圧は血栓症などのリスクを高める原因となることから、まずは医師に相談するようにしましょう。
ピルをお探しですか?
ルサンククリニックではお仕事やご家庭の都合でご来院が難しい方のために、低用量ピルのオンライン処方サービスPills U(ピルユー)を提供しています。
低用量ピルが10%OFF
定期便だから買い忘れなし
24時間処方可能
1か月あたり
2,430円(税込2,673円)