低用量ピルを飲むと経血量が少なくなる!
低用量ピルを飲むと、経血量(正確には消退出血の量)が少なくなります。これは、低用量ピルを飲むことでホルモンバランスが変化することが理由と考えられています。
通常は排卵が起こるとプロゲステロンという女性ホルモンの分泌が増えますが、低用量ピルを飲むと排卵が止まり、プロゲステロンの分泌量も少なくなります。このプロゲステロンには子宮内膜を厚くするはたらきがあるため、プロゲステロンの量が少なくなると子宮内膜も厚くならず、経血量が少なくなります。
日本産科婦人科学会の報告によると、2か月以上低用量ピルを飲み続けることで経血量が43%減ったというデータもあります。
低用量ピルで生理はどう変わるの?
低用量ピルを飲むと、経血量が減るだけでなく、生理(正確には消退出血)自体にもさまざまな変化が起こります。
生理不順が改善される
低用量ピルには毎月7日間の休薬期間(または偽薬期間)が設けられており、この時期に消退出血と呼ばれる生理のような出血が起こります。そのため、生理不順に悩んでいる方は、低用量ピルを飲むことで生理不順を改善することができます。さらに、低用量ピルを飲むとホルモンバランスが整うため、服用中止後も生理不順が改善された状態が続くこともあります。
生理痛などの症状が改善される
低用量ピルには、イライラや生理痛など、生理前~生理中のさまざまな症状を改善する効果も期待できます。
これらの症状が重い場合、月経困難症や月経前症候群(PMS)と診断されることもあります。月経困難症とは、生理痛をはじめ、頭痛、吐き気など、生理中に起こるさまざまな症状を指します。一方PMSは、生理前に起こるイライラや下腹部の痛み、頭痛、肌荒れなどの症状を指します。低用量ピルは、月経困難症やPMSの原因となるそれぞれのホルモンの分泌を抑えることで、生理前~生理中の症状を改善するといわれています。
生理の変化以外にもさまざまなメリットがある!
低用量ピルを飲むと、経血量が減る、生理不順や生理痛が改善されるなど、生理に関すること以外にも、さまざまなメリットがあります。
まず、低用量ピルでプロゲステロンや男性ホルモンの分泌が抑えられることで、ニキビなどの肌荒れの改善につながるといわれています。さらに、子宮内膜症(子宮内膜が子宮以外の場所にもできてしまう病気)の治療薬としても使われており、子宮内膜症改善や手術後の再発予防にも効果が期待できるほか、子宮筋腫(子宮にできる良性腫瘍)も小さくする効果があるとされています。
そのほか、卵巣がん、子宮体がん、大腸がんなどのリスクを下げたり、貧血を改善したりと、さまざまなメリットがあるといわれています。
一方で、低用量ピルの服用で不正出血や頭痛、吐き気などの副作用が現れることがあります。そのため、低用量ピルの服用を始める際は、まずは医師とよく相談してメリットとデメリットをきちんと把握しましょう。
低用量ピルを飲むと経血量が減るほかにもさまざまなメリットが!
低用量ピルを飲むと、排卵が止まってプロゲステロンの分泌も少なくなることで、経血量が減ります。2か月以上低用量ピルを飲み続けることで、経血量が43%減ったというデータもあり、経血量が多いことに悩んでいる方にとっては嬉しい効果といえるでしょう。
そのほかにも、生理不順や生理痛の改善、ニキビなどの肌荒れ改善、婦人科系疾患の改善、特定のがんのリスク低下など、さまざまなメリットがあります。服用を検討している方は、婦人科の受診やクリニックのオンライン診療で処方してもらうことができます。
また、さまざまなメリットがある一方で、低用量ピルには副作用などのデメリットもあります。メリット・デメリットを把握するためにも、まずは医師とよく相談するとよいでしょう。
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ルサンククリニックでは、お仕事やご家庭の都合で来院が難しい方のために、自宅に居ながら24時間いつでも診療が可能なオンライン処方サービスPills U(ピルユー)を提供しています。低用量ピルの服用を始めたい方は、ぜひお気軽にご相談ください。
なお、当クリニックのオンライン診療では、月経困難症や子宮内膜症といった婦人科系疾患の治療を目的とした場合でもピル処方は自由診療(保険適用外)となります。あらかじめご了承ください。
下腹部痛や腰痛、頭痛、排便痛、性交痛、月経異常など、上記の病気が疑われる症状がある際には、先に他医療機関の婦人科などで診察・検査を受けていただくようお願いいたします。
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