熱があるときに低用量ピルを服用してもよいの?
熱が出たときに低用量ピルを飲むことは禁止されているわけではありません。しかし、血栓症のリスクが高まったり、発熱自体が血栓症の症状であったりする可能性も考えられるため、低用量ピルの服用を続けて問題ないかを医師に確認したほうがよいでしょう。
また、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)など、新しい感染症が流行している時期は、その感染時や発症時に低用量ピルを服用することの安全性がはっきりしません。そのため、発熱があり、新しい感染症への感染が疑われるような場合は、念のため低用量ピルの服用を中止し、医師に相談してください。
新型コロナウイルスに感染した場合、感染してから2か月は低用量ピルの服用を中止したほうがいいといわれています。
低用量ピルと解熱剤・抗生剤を一緒に飲む際は注意!
低用量ピルと一緒に飲むことで、効果に影響が出てしまう薬があります。発熱時に処方されるアセトアミノフェン(解熱鎮痛薬の一種)もその1つで、低用量ピルと一緒に飲むと、アセトアミノフェンの効果が弱くなってしまったり、低用量ピルの作用が強くなって副作用のリスクが高まったりする可能性があります。そのほか、病院で処方された抗生剤を低用量ピルと一緒に飲むと低用量ピルの効果が低下することもあります。
以上のことから、発熱で受診し薬を処方してもらう場合は、低用量ピルを服用中であることを伝えることが大切です。
低用量ピルで基礎体温が高くなることがある
基礎体温とは、安静状態(寝ている間)の体温のことで、朝起きてすぐに測ることが一般的です。健康な女性の基礎体温は、生理開始を境に低温期と高温期という2つの期間に分かれています。
生理が始まると2週間ほど低温期になり、その後、排卵が起こると黄体ホルモンが分泌され、2週間ほどの高温期となります。そして、妊娠が成立しなければ黄体ホルモンが分泌されなくなり、再び低温期になって生理が始まる、というサイクルを繰り返しています。しかし、低用量ピルには黄体ホルモンが含まれているため、飲んでいる間はずっと高温期が続きます。
もともと体温が高い場合、人によっては高温期の基礎体温が37℃を超えることもあります。そのため、微熱が出たと思っても、実は低用量ピルの影響で基礎体温が高いまま維持されているだけという可能性もあるのです。
熱があるときの低用量ピル服用は医師に相談を!
熱が出たときに低用量ピルを飲んでもよいのかどうかは、その都度、医師に確認すると安心です。また、医療機関で処方される解熱剤や抗生剤の中には、薬の効果や低用量ピルの作用に影響を及ぼすものもあるため、特に低用量ピルを処方してもらっている医療機関以外を受診する場合は、必ず低用量ピルを服用中であることを伝えましょう。
また、低用量ピルはビデオ通話などで診察を行うオンライン診療でも処方が可能です。初めてピルを飲む人の再診や、服用に関する相談の際にも自宅に居ながら便利に利用できます。これから低用量ピル服用を検討している方は参考にしてみてください。
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