低用量ピルの副作用による食欲への影響は?
低用量ピルの成分である黄体ホルモンは、食欲増進の原因になる可能性があります。実際、低用量ピルを飲んだ女性の5%程度が体重増加を経験したというデータもあります。しかし、日本産科婦人科学会では、低用量ピル服用と体重増加に因果関係はないとしています。
一時的に食欲が高まって体重が増えたとしても、数か月で落ち着くといわれていますが、気になる場合はピルに含まれるホルモンの量や、種類の違う種類に変えることで改善されることがあるため、医師に相談してみましょう。
一方で低用量ピルの副作用で、まれに食欲不振に陥ることもあります。しかし、この場合も3シートほど飲み続ければ解消されることが一般的なので、しばらくは様子を見てもよいでしょう。
副作用による病気が原因で食欲不振に陥ることも
まれな副作用ではありますが、低用量ピルによってうっ滞性黄疸や肝障害が引き起こされ、その症状として食欲不振が現れることもあります。
うっ滞性黄疸や肝障害を発症している場合、食欲不振以外にも黄疸(皮膚が黄色くなる症状)、かゆみ、疲労感などが現れることがあります。この場合は低用量ピルの中止を検討する必要があるため、すぐに医師に相談し、服用中止となった場合は指示に従いましょう。
低用量ピルで月経困難症による食欲不振を改善できる
低用量ピルは月経困難症の治療に使われることがあります。月経困難症とは、生理に伴って起きるさまざまな病的症状を指し、下腹部の痛み、腰痛、吐き気、頭痛、イライラ感、下痢のほか、食欲不振に陥ることもあります。そのため、低用量ピルを飲むことで月経困難症による食欲不振の改善が期待できます。
低用量ピルによって月経困難症が改善されると、体調の改善から食欲増進につながり、結果的に太ってしまう可能性もあります。
ピルを飲んでいる期間に食欲増進・食欲不振が気になった場合は医師に相談を!
低用量ピルの副作用として、一時的な食欲不振に陥ることもあります。また、うっ滞性黄疸や肝障害が原因で食欲不振が起こっている可能性もあります。そのため、食欲不振のほか、黄疸やかゆみ、疲労感などの症状がある場合は特に、早めに医師に相談しましょう。
一方で、低用量ピルの服用で月経困難症による食欲不振の改善などが期待できます。そのため、服用前から生理中の食欲不振に悩まされていた方は、よい効果が期待できるかもしれません。
低用量ピルによる体調改善や、低用量ピルの成分自体が原因で過度な食欲増進につながることもあります。特に低用量ピルの成分の影響による食欲増進は数か月で落ち着くとされていますが、ピルの種類を変更したほうがよいこともあります。そのため、気になる場合は医師に相談してみましょう。
ピルをお探しですか?
ルサンククリニックでは、お仕事やご家庭の都合で来院が難しい方などのために、自宅に居ながら24時間いつでも診療が可能なオンライン処方サービスPills U(ピルユー)を提供しています。低用量ピルの服用を検討中の方は、ぜひお気軽にご相談ください。
なお、当クリニックのオンライン診療では、月経困難症や子宮内膜症といった婦人科系疾患の治療を目的とした場合でもピル処方は自由診療(保険適用外)となります。あらかじめご了承ください。
下腹部痛や腰痛、頭痛、排便痛、性交痛、月経異常など、上記の病気が疑われる症状がある際には、先に他医療機関の婦人科などで診察・検査を受けていただくようお願いする可能性があります。
低用量ピルが10%OFF
定期便だから買い忘れなし
24時間処方可能
1か月あたり
2,430円(税込2,673円)