低用量ピルは肝臓に負担をかける?
低用量ピルを長期間飲み続けると、肝臓がんや肝障害の原因になることがあります。ただし、薬は肝臓で分解されるものが多いため、低用量ピルに限らず、何かしらの薬を長期間飲み続けることで、副作用として肝障害が起こることはあります。
また、もともと肝臓に障害や腫瘍があると、薬を代謝する機能が低下しているため、低用量ピルを飲むことで肝臓への負担が大きくなります。この場合、低用量ピルによって肝臓の症状が悪化することがあります。
肝臓に障害がある場合は低用量ピルを服用できないことも
もともと肝臓に障害や腫瘍がある場合、低用量ピルを処方してもらえないこともあります。また、低用量ピルを処方する際には、低用量ピルの効果を低下させたり、副作用が現れるリスクを高める薬を飲んでいたりしないかなどを確認する問診が行われます。
肝臓に関する質問としては、胆道疾患や肝障害、肝腫瘍がないか、肝酵素に影響を与える薬を飲んでいないかなどを聞かれます。このとき、重篤な肝障害(急性ウイルス性肝炎、重症肝硬変など)や肝腫瘍(肝細胞がんなど)がある場合などでは、低用量ピルは処方してもらえません。
重篤ではない肝障害や肝腫瘤、胆石症がある場合は、処方が慎重に検討されます。そのほか肝酵素のはたらきに影響を与える薬を飲んでいる場合は、低用量ピルの効果や副作用のリスクに影響することがあるため、必ず医師に相談しましょう。
肝機能が正常かどうかは血液検査である程度分かるため、少なくとも年に一回は健康診断などの機会を利用して血液検査を受けるようにしましょう。
低用量ピル服用中に注意したい肝臓の症状とは?
低用量ピルを飲むことによって、肝臓に負担がかかることがあります。そのため、肝臓に重大な影響が及んでいるときに起こる症状を知っておきましょう。
倦怠感、皮膚のかゆみや黄疸(皮膚が黄色くなる症状)、食欲不振などがある場合は、うっ滞性黄疸や薬物性肝障害などの肝障害の可能性があります。薬物性肝障害ではほかにも発疹や発熱、吐き気や嘔吐などの症状が現れることもあり、低用量ピルを飲み始めてから数時間で発疹が出る場合もあります。
上記のような症状が現れた際には、低用量ピルの服用を中止しなければならないこともあるため、すぐに医師に相談しましょう。
低用量ピルは肝臓に負担をかけることも! 気になる症状がある場合は早めの受診を
低用量ピルに限ったことではありませんが、薬を飲むことで肝臓に負担がかかることがあります。肝障害などの原因となることもあるため、不安な場合は医師に相談し、納得したうえで飲むようにしましょう。
ただし、肝臓に障害があるなど、そもそも肝臓への影響が大きくなる可能性がある人には低用量ピルの処方が行われないため、通常どおり処方してもらえた場合は過度に心配する必要はないでしょう。
また、低用量ピルの服用中に倦怠感、食欲不振、発熱、黄疸、発疹、かゆみ、吐き気や嘔吐、肝臓の疼痛などの症状が現れた場合は、肝臓に何かしらの影響が及んでいることがあります。こうした症状が現れた場合は、早めに医師に相談してください。
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