低用量ピルと下剤・便秘薬の併用は問題ない?
低用量ピルと下剤・便秘薬の併用は基本的に問題ありません。場合によっては不正出血が起こる可能性がありますが、そのまま服用を続けても大丈夫です。
ただし、低用量ピルを飲んだ後すぐに下痢をしてしまった場合、低用量ピルの効果が下がる可能性があります。下痢をしてしまった場合は、下痢が治まってから低用量ピルの服用を再開し、服用再開後7日連続で飲み続けられるまでは、念のため性交渉を避けるか、別の避妊法を併用してください。
下痢で低用量ピルの成分が排出されてしまわないか心配な場合は、低用量ピルと下剤・便秘薬の服用時間を4時間程度あけるとよいでしょう。
低用量ピルとの併用に注意が必要な薬もある
C型肝炎の治療に使われる薬の一部では、低用量ピルとの併用が禁止されています。これは、低用量ピルと併用することで肝機能に異常が出ることがあるためです。この場合、治療薬の服用を終えてから2週間以上経過しないと、低用量ピルを飲むことはできません。
そのほかにも、低用量ピルと一緒に飲むと効果に影響が出る薬があるため、併用する必要がある場合は、処方時に低用量ピルを飲んでいることを医師に相談しましょう。
併用すると低用量ピルの効果が弱まる薬
併用することで低用量ピルの代謝を早める、吸収を抑えるといった理由で、低用量ピルの効果を弱める薬には、以下のようなものがあります。
- 抗てんかん薬
- 抗結核薬
- HIV感染症の治療薬
- ボセンタン(肺高血圧の治療薬)
- モダフィニル(睡眠障害の治療薬)
- 一部の抗生物質 など
併用すると低用量ピルの効果が強まる薬
併用することで低用量ピル作用が強くなり、副作用のリスクなどが高まる可能性がある薬には、以下のようなものがあります。
- フルコナゾール・ボリコナゾール・イトラコナゾール(抗真菌薬)
- アセトアミノフェン(解熱鎮痛薬) など
低用量ピルと併用すると併用した薬の効果が弱くなる薬
低用量ピルと併用すると、以下のような薬の効果が弱くなることがあります。
- 血糖降下薬
- スルホンアミド系薬剤
- モルヒネ
- アセトアミノフェン(解熱鎮痛薬)
- Gn−RH誘導体(子宮内膜症などの治療薬)
- 抗てんかん薬 など
低用量ピルと併用すると併用した薬の作用が強まる薬
低用量ピルと併用すると薬の代謝が抑えられるといった理由で、以下のような薬の作用が強まる、つまり副作用などが起こるリスクが高まる可能性があります。
- 三環系抗うつ薬
- 副腎皮質ホルモン(ステロイド)
- シクロスポリン(免疫抑制剤)
- セレギリン塩酸塩(パーキンソン病の治療薬)
- テオフィリン(気管支喘息の薬)
- オメプラゾール(胃酸を抑える薬) など
低用量ピルと下剤・便秘薬の併用時は医師に確認を!
低用量ピルと下剤・便秘薬を併用しても基本的には問題ありません。しかし、すぐに下痢をするとピルの効果が薄れることもあるため、心配な場合は4時間程度時間をあけてから飲むとよいでしょう。
また、低用量ピルと下剤・便秘薬を併用すると不正出血が起こることがありますが、この場合もそのまま低用量ピルを飲み続けて問題ありません。
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