低用量ピルの服用中にうつ症状が現れることがある!
頻度は少ないですが、低用量ピルを飲んだ後にうつ症状などの気分の変化が現われること(気分変調)があります。しかし、日本産科婦人科学会女性ヘルスケア委員会による“低用量経口避妊薬、低用量エストロゲン・プロゲストーゲン配合剤 ガイドライン(案)”によると、このうつ症状が起こった原因が低用量ピルだという研究結果はなく、因果関係ははっきりしていません。
低用量ピルの飲み始めには、他にもさまざまなトラブルが起こることがありますが、3か月程度飲み続ければ改善されることが一般的とされています。
低用量ピルで生理前~生理中のうつ症状を解消できる!
生理前から生理中にかけて憂うつな気分になるという方もいるでしょう。症状が重い場合は、月経前症候群(PMS)や月経困難症と診断されることもあります。
月経困難症とは、生理中に起こる下腹部の痛みや頭痛、吐き気、憂うつな気分などの症状のことです。また、月経前症候群(PMS)は生理前の3~10日程度の間に現れる頭痛やだるさ、気分の落ち込みなどの症状を指します。
低用量ピルは月経困難症の治療に使われたり、月経前症候群(PMS)の症状緩和につながったりするため、低用量ピルを飲むことで、生理前~生理中のうつ症状を改善できることもあります。
低用量ピルは月経前不快気分障害のうつ症状改善に使われることも!
月経前症候群(PMS)の中でも、うつ症状などの精神症状が強い場合は月経前不快気分障害(PMDD)と診断されることがあります。この場合、ヤーズやヤーズフレックスといったドロスピレノン(ホルモンの一種)が含まれたピルで症状が緩和できることがあります。そのため、特に生理前のうつ症状が気になっている方は医師に相談してみましょう。
低用量ピルと抗うつ薬の併用には注意を!
うつ病の患者さんが低用量ピルを飲んでも症状が悪化するといったことはないため、低用量ピルを飲んでも問題ありません。一方で、双極性障害や産後うつについてはデータがないため、医師に相談したうえで飲むようにしましょう。
また、うつ病の治療薬と低用量ピルの併用については、選択的セロトニン受容体阻害薬(SSRI)という薬であれば、併用は問題ないとされています。しかし、三環系抗うつ薬の場合は、低用量ピルを飲むことで抗うつ薬の作用が強くなってしまうため、抗うつ薬の量を減らすなど適切な対応をする必要があります。そのため、必ず医師に相談しながら服用してください。
低用量ピル服用中のうつ症状が気になる場合は医師に相談を!
低用量ピルを飲んだ後に、うつ症状(気分変調)が現れることがあります。こういった副作用は3か月程度飲み続けると改善されることが一般的とされています。ただし、症状が重い、長く続くといった場合は医師に相談しましょう。
一方で、生理前~生理中のうつ症状に悩んでいる方は、低用量ピルを服用することで症状が改善される場合もあります。
また、うつ病の患者さんが低用量ピルを飲んでも問題ありませんが、併用に注意が必要な薬もあるため、まずは医師に相談してください。
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